日本美容外科学会(JSAPS)専門医認定委員会
総則にある通り、この制度の目的は専門的な美容外科医療による社会への貢献であります。すなわち私どもは、この制度の実施による経済的メリットを直ちに期待するわけではありません。しかし、これを契機として専門職の尊厳を自ら再認識し、互いに一層研鑚することにより、それがやがて社会から適正な評価と信頼を得る道につながると考えます。
重瞼術、上眼瞼除皺術、隆鼻術、顔面除皺術(手術的)につき各2症例以上、乳房、躯幹の美容外科の中から各1症例以上を含むこと。下眼瞼形成術、隆鼻術以外の整鼻術、耳介形成術、顔面骨切り術、頤形成術、乳頭の美容外科手術、出臍形成術、脂肪吸引術、植毛、瘢痕形成術の10項目のうち4項目以上を含むこと。
上記の症例を含む20症例につき、本学会所定の様式に従い、術前後の写真と手技の詳細な説明などを添えたもの(施行細則第4条)。
専門医資格の認定有効期間は5年間であり、その継続については更新手続が必要です。
更新申請資格は、専門医資格喪失2年までです(施行細則第7条)。従って資格の更新を希望される方は更新申請の手続が必要となり、具体的には規則第5章第11条に基づき、下記の各項を満たし、かつ第2項についてはそれを証明する書類が必要となります。
なお、認定有効期間中に満65歳となった専門医については、資格更新のための条件のうち、上記第2項については免除されます。
本学会会報及びこれに準じる学術雑誌で委員会が認めたものへの論文の掲載(ただし内容が美容外科関係のものに限る)
筆頭著者:8点,共同著者(上位2名まで):2点
日本美容外科学会(JSAPS)学術集会及びこれに準じる学術集会等で委員会が認めたものへの出席または発表(ただし内容が美容外科関係のものに限る)
一般演題者:4点,シンポジスト・パネリスト等:6点,出席のみ:2点
本学会または日本美容医療協会が主催する研修会、講習会及びこれに準じる研修会、講習会等で委員会が認めたものへの出席または講義(ただし内容が美容外科関係に限る)
講師:6点,出席のみ:2点
本学会会報及びこれに準じる学術雑誌で委員会が認めたものへの論文の掲載(ただし内容が美容外科関係のものに限る)
筆頭著者:8点,共同著者(上位2名まで):2点
国際学会:国際美容外科学会、米国美容外科学会、東洋美容外科学会及びこれに準じる美容外科関係の国際会議で委員会が認めたものへの出席または発表
一般演題者:4点,シンポジスト・パネリスト等:6点,出席のみ:2点
新規の方は日本美容外科学会(JSAPS)ホームページ(http://www.jsaps.com/)から書式をダウンロードして、記載漏れのないようご注意の上ご申請ください。更新の方は更新年の 4 月にはがきにてご案内を差し上げます。ご案内後、上記同様のホームページにて書式をダウンロードしていただくか、事務局に返信通信費(82 円切手 10枚)を添えて「専門医更新申請書類希望」と封筒に朱書の上、お申込ください。後日事務局よりダウンロードした書類一式をお送りいたします。
必要書類をお送りいただけましたら、事務局より審査料3万円をお振込いただくための振込用紙をお送りいたします。遅くとも振込用紙到着後一週間以内にご送金ください。
間違いを防止するためにも期日は厳守下さい。
専門医認定委員会では毎年1回これらの審査を行い、申請者に合否の通知を差し上げます。
審査に合格されたら、専門医認定証が交付されますので、新規の方は7万円、更新の方は5万円の認定料を納入して下さい。
種々な事由による資格の喪失または取り消しがあった場合には、認定証を返還していただくこととなります。
この専門医資格が、社会から期待され信頼あつい美容外科医の標識となるよう、会員一同のご協力を願って止みません。